学期のズレと乗り遅れ防止
中国の学期は9月・2月始まり。日本の3学期が終わってから4月に編入すると、留学先では2月からの学期がすでに始まって半分経過しているクラスに編入することになります。
日本でできることは日本で。
学習項目の優先順位
- 単語
- 文法
- 読解
- 作文
言語技能の優先順位
- 読む
- 聴く
- 書く
- 話す
留学前の限られた時間ですので、効率的な学習を進めましょう。貴重な海外生活を豊かに過ごすためには、日本でできることを日本でしっかり準備しておくことが重要です。
日本でできることとは?
日本でできることの代表が、「単語」と「文法」です。単語と文法は、日本にいても中国にいても、同じです。ある単語は、日本にいても中国にいても、同じ漢字を使って書き表されます。ある文法項目は、日本にいても中国にいても、いつでも同じ論理構造を表します。
会話はしなくていいの?
留学前の段階では、会話の練習は最低限必要なものだけで十分です。本場中国に乗り込んでしまえば、いつでもどこでもネイティブの発音に触れることができます。
語学学校で会話のレッスンを受けることは、中国に行くことができない人にとっては、たしかに貴重な機会かもしれません。
しかし、いくらネイティブ講師とはいっても、日本で生活している方ならば、一定以上の日本語を理解できるでしょうし、日本人の考え方にも理解があるはずです。デモンストレーションをいくら繰り返しても、それは本番ではないのです。
発音練習は?
留学前の段階では、発音の練習も最低限必要なものだけで十分です。
むしろ慌てて学ぼうとして変な癖がついてしまったら、現地での貴重な言語体験の大部分が、間違った発音を矯正するための時間になってしまいます。それでは、もったいないですよね。
舌の位置と唇の形を身体感覚でしっかり把握できると、ネイティブの発音に近づけようとする際に応用が利くようになります。
そのための準備運動として、コンパクトなサイズの「発音エクササイズ」をご用意しています。
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制作:石井理
早稲田大学大学院修士(文学)。中国語・中国文学コースの博士課程を単位取得退学。復旦大学で2年あまりの留学生活を終えたのち、上海にしばらく留まり、現地校(小中高)にて日本人生徒を対象とした国語・小論文の指導にあたる。その後、早稲田大学助手を経て、明海大学外国語学部中国語学科に専任講師として着任。WEBラーニングおよびデータベースを駆使した指導法を用いた短期間の集中学習により、中国語検定やHSKの中上級レベル合格者を多数輩出。