1.奨学金は、誰がどのような目的で提供するのですか?
奨学金は、アメリカの大学が直接留学生本人に支給します。奨学金の支給理由は大学により様々ですが、 主な理由としてはキャンパス国際化が挙げられます。多くのアメリカ人学生が、多様な人種、文化、国籍を持つ留学生と交流し、大学自体の活性化につながるという理由が多いようです。
2.奨学金は返済しなければなりませんか?
このプログラムは返済義務の一切ない奨学金を対象としています。従って、返済する必要はありません。
3.英語力がなくても応募可能ですか
可能です。プログラムへの申込みの段階では英語力についての条件はありません。(例えばTOEFL 550点以上が応募条件などにはなっていません)奨学金を得られるかどうかは、英語力で決まるわけではないのです。もし入学する時点で英語力が足りない場合は、大学付属の英語教育機関で大学の定める英語基準に達するまで学びます。もちろんその間も奨学金の支給対象になります。
4.奨学金を得られるかの審査基準を教えてください。
奨学金を支給するかどうかは大学の担当審査官が決定します。審査基準は大学によって様々ですが、主に提出された高校の成績、推薦状、エッセーなどで判断されます。
5.いくつの大学から奨学金支給通知をもらえるのですか?
平均して5~7大学からオファーがあります。その中から自分の行きたい大学を選んでいただきます。
6.過去の奨学金支給大学はどのような大学ですか?
アメリカには約3,500以上も大学があり、認定団体から認定を受けていない大学も数多くあります。本奨学金プログラム参加大学は、該当地域の認定団体から認定を受け、教育機関として一定の評価を受けた大学が参加します。各種団体の発表するランキングやリサーチで高い評価を受けている大学も含め幅広く参加します。尚、UCLAやNew York大学などの大学院教育に重きを置いている知名度の高い大学は参加しておりません。
7.奨学金はいくら支払われますか?また、自己資金はいくらくらい必要ですか?
奨学金は、授業料・寮費・食費の総額の50%以上支払われます。大学により授業料・寮費・食費の総額は異なりますが、一般的には、18,000ドルから24,000ドルが総額の平均なので、年間に9,000ドルから12,000ドル程度の奨学金が支給されるわけです。授業料・寮費・食費以外に必要なものとして、テキスト代実費(年間約3~5万円)、海外旅行傷害保険料(年間約12万円)、航空券代、お小遣い、夏休みや冬休み期間中の生活費などがあります。
8.4年制大学を卒業しているのですが応募できますか?
年齢が25歳以下であれば、大学を卒業されている方でも応募できます。ただし、日本で学んだ内容と同じ内容を再び学ぶことはできません。(例えば日本で経済学を専攻した人は同じ学部を専攻できません)また、大学院はこの奨学金では対象外となります。
9.奨学金はどのようにして受け取るのですか?
大学に支払うべき授業料・寮費・食費の請求書が届きますが、その請求額が奨学金の分だけ減額されていることがほとんどです。現金で直接支給されるわけではありません。
10.専攻は自分で選べるのですか?
はい、もちろん専攻の希望を出すことができます。ほとんどの社会科学系や文学・語学系の専攻であれば奨学金を取得することが可能です。ただし、希望する専攻によっては大学が限定されてしまうこともあります。特に芸術系やスポーツ・医療系は少ないようです。
11.奨学金は卒業するまで受けられるのですか?
はい。 基本的に奨学金は卒業するまで受け取ることができます。ただし、学業成績が芳しくないなどの理由で結果的に進級できなかった場合、大学が指定した最低限の成績を満たさなかった場合、また大学の規則に従わず退学になったりした場合など、 本人の責任で学業を続けられなくなった場合は、支給されません。特に問題がない場合は、ESL(英語学習の付属機関)は最大1学年間、学部課程は最大8学期間(1年に30単位で4年間)の奨学金が支給されます。
12.大学を自主退学したり転校したりすることはできますか?
できます。例えば2年間奨学金をもらって進学し、3年次に他大学に転校することも可能です。ただし、転校先からの奨学金支給はありません。もちろん自分で転校先の奨学金を申し込むことはできますが、本奨学金プログラムでは転校先の奨学金支給までの責任は負いません。
13.日本の大学で取得した単位を移行できますか?
可能です。日本で取得した単位によります。移行できる単位はアメリカの大学を卒業するために必要な学科に限ります。尚、日本で取得した英語に関する単位は移行することはできません。